業務内容
校正の意義
ISO9000シリーズの認証取得に
製造事業所をはじめとしてISO9000シリーズに対する関心が年々高まっており、審査登録を完了する事業所が増加しております。
このISO9000シリーズの要求事項の一つに計測器の管理に関する事項があり、検査及び試験に使用する計測器を定期的に適切に校正し、かつ国家標準(国家標準が存在しない場合はそれに代わる標準器)にトレーサブルであることを確認しなければなりません。
当計量計測技術センターではISO9000シリーズ認証事業所または認証取得準備をされている事業所を支援すべくトレーサビリティ体系を確立し計測器の校正、試験検査に万全の態勢を整えております。
また、ISO9000シリーズの認証に必要な校正証明書等を発行することができます。
計測器の定期点検に
事業所等でお持ちの計測器で高い精度の校正は必要としないが定期的に性能を確認したい場合、
また工程に用いられているチェック用の計測器を定期的に点検したい場合に、計量計測技術センターが皆様に代わって定期点検を行います。
計量計測技術センターは計量法に基づく登録事業者です
当センターは、認定基準としてJIS Q 17025(ISO/IEC 17025)を用い、
認定スキームをISO/IEC17011に従って運営されているJCSSの下で認定されています。
JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋認定協力機構(APAC)及び
国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。
当センターは、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0075は当センターの認定番号です。
ブロックゲージ、分銅、はかり、一軸試験機の校正は計量計測技術センターにお任せください。
校正したブロックゲージ、分銅、はかり、一軸試験機には、ロゴマーク付の校正証明書が発行されます。
登録されている校正事業の校正範囲
詳細はこちらから
JCSS登録されている校正事業について
校正のお申し込み・お問い合わせはこちらから
〒020-0846
岩手県盛岡市流通センター北一丁目8番10号
一般社団法人計量計測技術センター
業務部
TEL 019-639-0909(代)
FAX 019-639-0910
E-mail メールでのお問い合わせはこちらから
計量法に基づくトレーサビリティ体系(長さ)
※「計量トレーサビリティ」
校正(Calibration)の文書化された切れ目のない連鎖を通じて標準に関連付けられる
測定結果の性質(ISO/IEC Guide 99 (VIM3版))
校正、試験、検査をお引き受けできる計測器類
■長さ関係
ブロックゲージ
キャリパーチェッカ
ダイヤルゲージテスタ
ピンゲージ
リングゲージ
ダイヤルゲージ
マイクロメータ類
ノギス類
その他の長さ測定器
■質量関係
分銅
電子天びん
カウンティングスケール
その他の質量計
■トルク関係
トルクテスタ
トルクゲージ
トルクドライバ
テンションゲージ
その他力計等
■温度関係
ガラス製温度計
アスマン通風乾湿計
その他の温度計
■圧力関係
ブルドン管式圧力計
液柱型圧力計
重錘型圧力計
■材料試験機
圧縮試験機
引張試験機
万能試験機
硬さ試験機
■その他
石製定盤
鋼製定盤
ロードセル
力計
検査・業務
試験結果の信頼性のために
●材料試験機の検証
日本産業規格(JIS)により材料試験機の校正を行い、校正証明書を発行します。
対象試験機
圧縮試験機(曲げ試験機 含む)
万能試験機
引張試験機
硬さ試験機(ブリネル、ビッカース、ロックウェル)
ばね試験機●3000 kN(300 tf)以下の能力の機種について力測定系の検証が可能です。
計量の安全の確保のために
●計量法による業務
定期検査に代わる計量士による検査(代検査)
(計量法第25条、第1項)取引又は証明に使用する計量器は、2年に1度法定の定期検査を受けなければなりません。
この定期検査に代わって当計量センターの計量士が計量器の設置場所まで出張して、検査を実施します。検査に合格した場合は、合格証票が貼付され、県や市が行う定期検査(集合検査)を受検する必要がありません。種類、能力、精度を問わず全ての計量器について検査できます。
トラックスケール等の大型計量器の検査には専用の検重車を使って検査します。
定期検査業務では計量法に基づく指定定期検査機関として岩手県及び盛岡市より指定されています。
良質の製品を提供するために
●土木関係事業所の計量機器類の検査・校正
生コン工場、アスファルト合材工場、コンクリート二次製品工場の配合用計量器の静的荷重検査をはじめ、試験用各種計量計測機器類の検査をいたします。
検査に合格した計量器等には第三者公的機関としての合格証明書が発行されます。分銅原器による静的荷重検査が容易でない工場では、希望により電気的静荷重検査装置(アイマック)による検査も可能です。
アイマックはメーカーとの共同研究により開発した静荷重検査装置です。分銅による検査に比べて安全な方法です。4000 kg 以下の配合用計量器について検査が可能です。
当計量センターで定期的に検査を行っている事業所についての報告書(土木関係事業所計量管理報告書)を毎年作成し、受検の実績を行政機関をはじめ関係者に配布しております。
対外的な信頼を得るために
●計量関係事業の登録・指定に関しての相談・受託
「適正計量管理事業所」の指定、「計量証明事業」等の登録を受けようとする場合には必要な設備、要件と申請の方法等について相談に応じます。適正計量管理事業所の指定は計量計測の模範的な事業所として対外的に大きな信頼を得ることができます。
●計量自主管理認定証の交付
当計量センターでは、事業所における計量自主管理の推進をはかるため認定制度を設け、計量計測機器類を定期的に検査、校正し、さらに量目検査等、品質管理の一環として計量管理に取り組んでいる事業所に認定証を交付しています。
●計量・計測に関する技術・情報の提供
品質管理に欠くことのできない計量計測管理技術に関する種々の情報、技術の提供をしております。
社内教育、あるいは技術的相談に計量士を派遣しております。